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2006年2月28日

2月の売買代金高水準

2月のグリーンシート市場売買代金(全銘柄区分合計)は約5億2474万円になった模様です。これは月間売買代金としては2005年3月に次ぐ高水準です。
昨年の年間売買代金は前年比24%増、今年も増加傾向が続きそうな勢いです。
ただ、2月の売買代金が増えたのはフェニックス区分の一部銘柄の取引が活発だったことも一つの要因で、まだまだ活況といえる状況ではありません。

指定取消や業績下方修正のニュースが目立ちますが、着々と業績を向上させている企業もありますので、このような企業に少しずつ資金が向かいつつあるのは当然の動きといえます。

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2006年2月22日

時価総額10億円の壁

当社の株価指数ERIXが算出対象としているエマージング・オーディナリー区分銘柄の時価総額は5千万円~90億円の範囲に分布しています。このうち10億円超の銘柄は11社、さらに30億円超となる銘柄は5社です。
時価総額が5億円以上10億円未満の銘柄は14社あり「時価総額10億円の壁」が立ちはだかっています。時価総額10億円は新興市場の上場基準・上場廃止基準の一つとして用いられますので、10億円という数字は重要な通過点と言えます。

グリーンシート投資の醍醐味は数億円程度の時価総額が数十億円規模に成長していく過程での投資にあります。証券取引所上場が実現し市場環境が良ければ数十倍のリターンが得られる場合もあります。
しかしながら、時価総額が数億円程度の時期の投資判断は非常に難しく、10億円前後になった時点で投資に踏み切るのも一つの戦略です。また、10億円の壁を乗り越えても20億・30億の高い壁が待ち構えています。

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2006年2月11日

米国のPink Sheets とOTCBB

「グリーンシート」の名称は、米国の「Pink Sheets」を模したようですが、その制度はかなり内容が違います。Pink Sheetsを運営するのは、over-the-counter (OTC) securities markets(店頭証券市場)の値付けをしているPink Sheet LLCです。Pink Sheetsを定義する法的制度がある訳ではなく、「Pink Sheet LLC」という一つの有限責任組織の値付け対象となっている銘柄群が「Pink Sheets」なのです。Pink Sheetsへの登録基準は存在せず、SEC(米証券取引委員会)への財務情報提出義務はありません。

Pink Sheetsの上位に位置づけられるものとして「OTC Bulletin Board(OTCBB)」があります。Pink Sheets同様NASD(全米証券業協会)による審査・登録基準はありませんが、SECは1999年からOTC Eligibility Rule(店頭証券適格ルール)を定めSECへの財務情報提出義務を課しました。現在約3200銘柄が220社程度の証券仲介業者によりNASDAQのシステムを用いてマーケットメーク売買されています。売買代金は月間30~50億ドルで推移しており、これはグリーンシートの1700~2800倍もの規模になります。

これに対し、日本のグリーンシートは売上・利益水準等の基準は無いものの、法令遵守状況や適時開示体制の整備・成長性などの審査を証券会社が行い、1期以上の適正意見の監査報告書を求められます。米国の「Pink Sheets」「OTCBB」よりも登録基準が厳しくなっているといえます。

従って、グリーンシートが日本版Pink Sheetsと理解されているなら、大きな誤解です。グリーンシートの規模が広がること無しに、審査無しのPink Sheetsのような証券市場が日本で成立することはないでしょう。

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